サイクリング編
1 決断
2 ヒッチハイクの極意
3 ポルシェは快適
4 作戦
5 天敵
6 タスマニアへ行こう
7 時間にルーズ
8 タスマニア上陸
9 予定変更
10 車が来ない!
11 別れる
12 飛ぶ
13 Hobart
14 その声は
15 ライバル登場
16 またね
17 炎天下の出来事
18 タスマニア最後の夜
19 いゃっほーっ
20 シドニーへ帰還
21 北へ
22 山崎日本へ帰る
23 グリーンアイランド
24 ケアンズの夜は更けて
25 イナゴ大発生
26 エヤーズロック
27 アリスの風
28
ツアー編

その7  時間にルーズ



ほんとうにつくづくオーストラリアという国の時間の感覚というのが日本のそれと大きく違うのには時々驚かされる。
以前にも話しただろうが、列車の到着時刻がまちまちだというのは当たり前で、日本の鉄道が秒単位で回っているのに対してここでは半日単位と言ってもおかしくないくらい凄く適当なのだ。
今日も今日とて、メルボルンハーバー行きのバスが来ないのだ。
指定された場所で5時に来るはずのバスを待っているのだが、一向に来ない。
イライラしながら小雨の中を待つ。
船は7時に出る予定なので、少なくとも5時半くらいには来てくれないと確実に船に乗り遅れてしまう。
こんな場合船のチケットは払い戻してくれるのだろうかとか、二日後の次の便には優先的に乗せてくれるのだろうかとか、次の船が満員の場合どうするのだろうかとかいろんなことを考えながらさらにイライラする。
夕方とはいえ、日本の渋滞に比べると雲泥の差がありそんなに道路が混んでいる様子は無いし、一体全体どうしたというのだ。
イライラが高じて怒りに変わりつつあるときにバスは来た。
時間は6時をとっくに回っている。
運転手の作り物のヘラヘラ笑いを横目で睨み付けながらバスに乗り込む。
「船に間に合うんだろうな!!」「責任取れよ!!」ってな抗議が殺到するかと思いきや、このオージーの客達は運ちゃんのヘラヘラ笑いに同調するかのようにヘラヘラ笑いを返す・・・・・・・・・・。

いやぁ、この大きな国では人間のでかさは日本というちっぽけな国に比べると段違いに大きいのだと感心する。
まさに、バスに乗り遅れようが、船に乗り遅れようが、命までは取られまい・・・・・とそんな感じなのである。
しかぁし!!、次の船は明後日なんだぞ。
その間の宿泊代は弁償してくれるのか?!。
予約なんかしてないけど、もしもホテルなんかを予約していて、キャンセル料なんかはどうしてくれるんだい!?なんて有りもしないことまでにまで予測して腹を立ててる。
港には8時過ぎに到着したが、船は何事も無かったかのように港に有りました。
はい、そうです。バスは船会社の物で、お客をバスで積んでくるため、遅れたらその分船も遅れるだけです。
余計な心配した僕がバカでした。
そういうシステムに初めからなっていたのですね・・・・・・・。早く言え・・・あほ・・。
こうして船は無事(?)出港。
デッキの上でギターをかき鳴らしながら、オージーの青年達とビートルズメドレーで盛り上がる中、一路タスマニア、デボンポートへと向かう。


タスマニア上陸 へ