サイクリング編
1 決断
2 ヒッチハイクの極意
3 ポルシェは快適
4 作戦
5 天敵
6 タスマニアへ行こう
7 時間にルーズ
8 タスマニア上陸
9 予定変更
10 車が来ない!
11 別れる
12 飛ぶ
13 Hobart
14 その声は
15 ライバル登場
16 またね
17 炎天下の出来事
18 タスマニア最後の夜
19 いゃっほーっ
20 シドニーへ帰還
21 北へ
22 山崎日本へ帰る
23 グリーンアイランド
24 ケアンズの夜は更けて
25 イナゴ大発生
26 エヤーズロック
27 アリスの風
28
ツアー編

その16   またね


長いようで短い私たちの夏休みが終わりを告げる。
僕と3人の娘たちはここHobartのユースホステルで解散する。
今朝PortArtherを出てこちらに移動したのだが、キャシーと僕、残り二人でヒッチハイクの連係プレーですんなりこちらに到着。
ここで、ささやかながら4人でお別れのパーティーをやった。
明日彼女たちはアデレードまで、ホバート空港からのフライトで帰る。
いい思い出をありがとう。
お互いにいい夏休みだったよね。
「ホリ、これからどうするつもり?どこへ行くの?」キャシーが僕の顔を覗き込んで聞く。
「そうだな・・・一度シドニーへ帰ってからブリスベーン、ケアンズ、アリススプリングスのルートで一周するつもりだけど。」
「じゃあ、アリススプリングスから南下したらアデレードへ寄るよね?ねっ?」
「うん、通るだろうね。」
「じゃあ、うちの家に泊まってよ!、精一杯もてなすから」キャシーの瞳はキラキラと輝く。
「じゃあこれ、うちの住所。無くしたらだめよ、Good Boy」キャシーは前もって書き込んであったメモを僕に渡した。
「スーザン、あれ、もう一度言ってみて・・・。」僕はスーザンに向かって言った。
「シアツノココロハハハゴコロ(指圧の心は母心)」たどたどしい日本語である。
「オセバイノチノイズミワク(押せば命の泉涌く)」
「うんうん、だいぶうまくなったよ。僕と今度会うまでにはパーフェクトだね」
3人と出会ったときからこの日本語を教えていた。
もう少しマシな言葉が無かったのかと言うとそうでもないのだが、日本人が聞いて笑い出すような言葉を捜したらこんなのが思いついたのだ。
その代わりに僕は英語の早口言葉を叩き込まれた・・・・・。
"Betty Boath bought a littlebit butter. "
32年経った現在も耳に搗いて離れない英語の早口言葉をプレゼントされた。
もう一度言うよ

いい思い出をありがとうね

炎天下の出来事 へ