サイクリング編
1 決断
2 ヒッチハイクの極意
3 ポルシェは快適
4 作戦
5 天敵
6 タスマニアへ行こう
7 時間にルーズ
8 タスマニア上陸
9 予定変更
10 車が来ない!
11 別れる
12 飛ぶ
13 Hobart
14 その声は
15 ライバル登場
16 またね
17 炎天下の出来事
18 タスマニア最後の夜
19 いゃっほーっ
20 シドニーへ帰還
21 北へ
22 山崎日本へ帰る
23 グリーンアイランド
24 ケアンズの夜は更けて
25 イナゴ大発生
26 エヤーズロック
27 アリスの風
28
ツアー編

その26   エヤーズロック


 なるほど凄い大きな一枚岩だわ・・・というのが始めてみたときの感想です。
このオーストラリアに来るまではこの岩の存在すら知らなかった。
その頃の日本のマスコミにはまだ取上げられていなかったせいもあり、エヤーズロックが一枚岩であることはこの地にきて始めて知ったことなのだが、太陽の光線により7色に色が変わるなんてことも教えてもらった。
まあ富士山も7色に変わると言われればそうかもしれないので、これはあたり前なのかもしれないけどさ。
 まず、太い鎖が垂直に垂れ下がっている所がエヤーズロックの登山口である。この鎖にぶら下がって登っていくのだが、かなり体力が必要だ。
僕は体力が余っていたので、何分で登頂出来るか走って登ることにした。
結構走って登ると疲れないもので、景色を見る余裕は無かったがあっという間に登りきってしまった。
頂上には方位を記したテーブルがあり、そこに登頂記念のサイン帳が置いてあった。
無論、日本語でメッセージを書き込んでおいた。
ふとそのテーブルの横に目をやると腰までの高さ程度の岩があり、そのてっぺんが5センチ程度掘り込まれているような感じで水が溜まっている。
なんとその水の中に見たことも無いような水生生物が泳いでいたのだが、それが何だったのか未だに判らない。
あいにく写真に収めることも忘れていたのだが、形は海老の様でもありミジンコのようでもあった。
雨が降らなければ水溜りも無くなるはずなのにあのようなところで命が途絶えることなくどうして生き残っているのかは謎ではある。
エヤーズロックから降りてきて、バスの中で仲良くなったバックパッカーズたちとどこで野宿しようかと相談していると、エヤーズロックの近くに唯一立っているホテルのオーナーらしき人物が我々のところまで来て、「こんなのがこのあたりにうじゃうじゃいるから気をつけたほうがいいよ」と言い残して帰っていった。
こんなのとはなんと赤い色をしたサソリだった。

 きっと野宿をしないでホテルに泊まって行けというアピールではあったのだろうけど、これはかなりの効果があり、大半のバックパッカー連中は素直にホテルにブックインしてしまった。
僕は悲しき日本人。
サソリなんかに負けないぞ・・・・・。ホテルに泊まるお金が惜しい。
2.3人の仲間たちと一緒に焚き火をしながら寝袋に潜り込んだ。
しかし、予想通りサソリが気になって眠れない夜ではあった・・・・・・・。






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