その16 雨のSeymour
Benallaを過ぎ、Seymourへと走る。
MAP参照
Seymorは小さな町です。(とはいっても30年前はシドニーやメルボルン、アデレード、パース以外の町は小さな町でした・・・。)
ここではキャラバンパークにテントを張った。
キャラバンパークというのはキャンピングカーで旅行する人のために作られたキャンプスペースで、バーベキューの設備はもとより、トイレ、シャワーなどの設備がついているところもあり、我々のようにホテルを使わない旅行者にはとてもありがたい存在であった。

おまけにここのパークの隣は水泳プールになっており、誰でも50セントで泳げるという。
しかし、到着した直後から降り始めた雨のために泳ぐことはおろか次の日もここに滞在することとなってしまった。
思えばオーストラリア上陸後初めての雨だ。
そういえば雨こそ降らなかったがキャンベラへ行く道で大きな雷に襲われたことがあった。 ピカッと来た瞬間、山崎が自転車から飛び降りて慌てて草むらに伏せた。
金属で作られた自転車に雷が落ちやすいのは判るが、彼がこんな時だけ機敏な行動を取るらしい。普段とは偉い違いだ^^;
さて、この雨だが。傘を持たない我々には非常にまずい状況で、食料の買出しにも行けない。
まさかこの国に雨は降らないなんてことは考えていなかったけど、降り出したら雨具を買えばいい程度に考えていたのは確かだ。
なぜなら、自転車旅行の場合荷物をできるだけ少なくしないと荷物が重ければ重いほど自分が辛い思いをするだけだからだ。
実際、この自転車と、積んでいる荷物の重さは有に自分の体重を超えているのだ。
総量60キログラムの自転車は一度倒すと起こすのに息が切れる。
どうしてこんなに重いのか?大部分は水と米で、汗をたっぷり吸ったTシャツなんかも乾く間もなくキャリーに押し込んであるものだから荷物の重さに貢献している・・。
水が18リットルのポリにたっぷり入っているのは野宿をするときの自炊の為ばかりではなく、もしケガをしたり病気で走行ができなくなったときに助けが来るまでは水があれば持ちこたえるであろうという発想からなのだが、実際はこのあたりで遭難することなんか絶対にありえない。
せいぜい10キロ走れば家がある。
アデレードの先、Cedunaを過ぎた辺りから道路際に民家の姿が無くなり、車も1日に一度会うか会わずの状態になり、怪我や病気をすれば命にかかわる。現在のように携帯電話の無い時代だったのだ。
さてさて、また話があっちの方向にすっ飛んでいったので戻しましょう。
雨が降ったら雨具を買おうと思っていたのに、雨が止まないと買いに行けないという状態で、これって車のガソリンが切れたのに車に乗ってガソリンを買いに行くようなもの?。
まあおそらくはこの先も雨が降ったら諦めるってことで、晴れた日に雨具を買うってこと無いでしょう。
Melbourneホッキング