その22 Halls Gap_1
Halls Gapはその頃のオーストラリアにおいて軽井沢のような避暑地としての存在であったと思う。
MAP参照

AraratからHalls Gapまでは一本道だ。
朝から風もなく、道も我々のためにだけ存在するように車一台通らない、すれ違わない、貸切状態で気分爽やか鼻歌交じりのツーリングだ。
歌う唄は「青年は荒野を目指す」(フォーククルセダーズ)知らないだろうな・・・。
約35年以上前の曲だ。
距離もたいしたことがないし、余裕で目的地に到着した。
ここのユースホステルは無人で、管理人は少し離れたところに住んでいて、カギだけを受け取り、自分でカギを開けて勝手に泊まるというシステムになっていた。

とりあえず荷物を置いて、そのあたりをうろうろしていたら、ユースの管理人の家の場所を聞いたガソリンスタンドのおっちゃんがここらを案内してくれるというので、好意に甘えることにした。
もう一人青年が付いてきたのだが、彼がいったい誰なのか未だにわからないし、どうしてついてきているのかも謎である。
おっちゃんのイングリッシュはオージーイングリッシュそのままで、かなりの訛りがあり、それがかえって我々には聞きやすいというか馴染みの発音ではあった。
この頃は本家のイングリッシュよりオージーイングリッシュのほうが、僕らには通じたのだ。

乗用車に乗って景色のいいところの展望ポイントや、ビクトリア州には珍しいシダの茂った森へと案内してもらった。
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