その29 アルデゲートでタヒチアン
昨日の風といい、今日のこの坂といい、連日の苦難である。
おまけに昨夜は殆ど寝ていない状態ではかなり辛い。
アデレードまで、あとどれくらいなんだろうか。
かれこれ5時間ほどずっと上り坂である。
時々は降りて自転車を押さないといけないほどの急勾配が我々を苦しめる。
ロードマップには山や上り坂は書かれているはずも無く、このだらだらした勾配がどこまで続くのか知るすべも無かった。
と、そのとき、左前方にススッと車が止まり、中から色の黒い男性が下りてきて、我々に話しかけてきた。

レイチャールズとハリーベラフォンテを足して2で割ったような顔をしている。
この坂道を登りきったところに家があるので遊びにおいでという。
登りきったところと言われてもなぁ・・・・あとどれくらい登りきるの?
車で10分だという。
おぉ、ラッキー・・・・あと少しだ。
結局、車で10分のところを1時間半掛かってしまったが、なんとか彼のうちにたどり着いた。
彼はタヒチの王様の息子で、オーストラリアに留学してそのまま彼女が出来てここに住み着いたとか。
彼のうちに有ったウクレレで加山雄三の「お嫁においで」を歌い出したら、彼曰くこれはタヒチの民謡だそうだ・・・・・。
そうなの?加山さん。
まあ、そんなのどうでもいいや、飲めや歌えのドンちゃん騒ぎ。
深夜まで続く・・・・・・・・。
連日の寝不足・・・・・。
アデレードまで一気 へ