その39 クリスマスイヴ

今日はクリスマスイヴである。
朝ブーとダーがテントへやってきて昼飯を一緒に食おうと言って来たので快く受けた。
我々にしてみたら昨夜のように一緒にバーベキューでもするのかなと軽く受けたのだが、実際はそうではなかった。
ここCedunaでもかなり大きなホテルのレストランへ連れて来られたのだ。
長いテーブルの上に色とりどり、様々な料理が並んでいる。
バイキング形式で自分の皿に適当に取って食するのだ。
普通日本のバイキング形式だと食べるテーブルと食材が置いてあるテーブルは別になっているが、ここでは同じテーブルに置かれてある。
目の前に並んだ豪華な食事に我々は天国を感じた。
最近、満足な食事が無かったせいもあるが、レストランというもの、このオーストラリアに着いてから2度目になるが、1度目は結果的にそうではなかったが自腹を覚悟で食べたのでそれほどの感動は無かった。
今回はブーとダーの奢りで、おまけにクリスマスイヴの料理だ。
ここ、Cedunaの名産はカニ。
日本で言うところの「ワタリガニ」の種類だが、日本と違って甲羅のままじゃなく、身だけが皿に盛り付けてある。
客の数は20人以上で、我々の風体とは違い、正装で着飾っている客が多く、我々の出で立ちとはいささかの違和感は感じただろうが、ブーとダーの説明で快く笑顔と拍手で迎えてくれた。
「メリークリスマス!!」
掛け声と同時に食事会が始まった。
ペースが違う・・・・・。
オージー達みんなと我々の食べるスピードがかなりの差で違うのだ。
みんなは話しながらあたかも食事を楽しむというスタイルで、皿の上にも少量の料理を取ってナイフとフォークで上品に食べている。
一方我々はと言うと、ナイフやフォークなどという原始的な道具を使わずマイハンドである・・・・。
食べだしたら喋らない。
次に自分の皿に盛り付けるであろう目の前の食材をにらみつけながら食う。
その食材に他の人が手を伸ばしでもしたらもっと睨む・・・・・。
「ガゥゥゥ」
まるで飢えたイヌだね・・・・・・・。
ブーが一言。
「胃に悪いからゆっくり噛んで食べなさい」
食事会が終わるまで何度この言葉を聞いたことか。^^;
ブーとダーに生涯忘れられないクリスマスプレゼントを頂いて今更ながらサンキューと思っております。
そして、汚い日本人ライダーをあのような場所に招いてくれたことによって恥をかかせたとは思うが、微笑ましく迎えてくれた他のオージー達にも感謝しています。
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