サイクリング編
1 旅立ちのとき
2 船旅
3 旅のきっかけ
4 タムシチンキの効用
5 香港事件
6 うだるシンガポール
7 シドニー上陸
8 サイクリング初日
9 お世話になります
10 事故と犬の大群
11 Goulburnの新聞記者
12 簡潔キャンベラ
13 yassへ
14 Hume Hwy
15 Albury ホッキング
16 雨のSeymour
17 Melbourneホッキング
18 Melbourneあれこれ
19 Ballarat
20 Ballaratその2
21 Ararat
22 HallsGap_1
23 HallsGap_2
24 HORSHAM
25 Nhill
26 South Australia
27 Keithを超えて
28 偉大なるマリーブリッジ
29 アルデゲートでタヒチアン
30 アデレードまで一気
31 アデレードでバスガイド
32 Eyre Highway
33 ビールの看板
34 苛立つ
35 IronKnobで切れる
36 Kimba近辺
37 カンガルー
38 Ceduna
39 クリスマスイヴ
40 カニを釣る!?
41 Nullarbor Plain
42 砂漠の生き物l
43 Norseman
44 Cooigerdie
45 Kalgoorie
46 記憶が・・・・
47 Parthまでもう少し
48 この丘を越えれば
49 パースは遠く
50 パースの休日
ラウンド編

その39 クリスマスイヴ



今日はクリスマスイヴである。
朝ブーとダーがテントへやってきて昼飯を一緒に食おうと言って来たので快く受けた。
我々にしてみたら昨夜のように一緒にバーベキューでもするのかなと軽く受けたのだが、実際はそうではなかった。
ここCedunaでもかなり大きなホテルのレストランへ連れて来られたのだ。
長いテーブルの上に色とりどり、様々な料理が並んでいる。
バイキング形式で自分の皿に適当に取って食するのだ。
普通日本のバイキング形式だと食べるテーブルと食材が置いてあるテーブルは別になっているが、ここでは同じテーブルに置かれてある。
目の前に並んだ豪華な食事に我々は天国を感じた。
最近、満足な食事が無かったせいもあるが、レストランというもの、このオーストラリアに着いてから2度目になるが、1度目は結果的にそうではなかったが自腹を覚悟で食べたのでそれほどの感動は無かった。
今回はブーとダーの奢りで、おまけにクリスマスイヴの料理だ。
ここ、Cedunaの名産はカニ。
日本で言うところの「ワタリガニ」の種類だが、日本と違って甲羅のままじゃなく、身だけが皿に盛り付けてある。
客の数は20人以上で、我々の風体とは違い、正装で着飾っている客が多く、我々の出で立ちとはいささかの違和感は感じただろうが、ブーとダーの説明で快く笑顔と拍手で迎えてくれた。
「メリークリスマス!!」
掛け声と同時に食事会が始まった。
ペースが違う・・・・・。
オージー達みんなと我々の食べるスピードがかなりの差で違うのだ。
みんなは話しながらあたかも食事を楽しむというスタイルで、皿の上にも少量の料理を取ってナイフとフォークで上品に食べている。
一方我々はと言うと、ナイフやフォークなどという原始的な道具を使わずマイハンドである・・・・。
食べだしたら喋らない。
次に自分の皿に盛り付けるであろう目の前の食材をにらみつけながら食う。
その食材に他の人が手を伸ばしでもしたらもっと睨む・・・・・。
「ガゥゥゥ」
まるで飢えたイヌだね・・・・・・・。
ブーが一言。
「胃に悪いからゆっくり噛んで食べなさい」
食事会が終わるまで何度この言葉を聞いたことか。^^;
ブーとダーに生涯忘れられないクリスマスプレゼントを頂いて今更ながらサンキューと思っております。
そして、汚い日本人ライダーをあのような場所に招いてくれたことによって恥をかかせたとは思うが、微笑ましく迎えてくれた他のオージー達にも感謝しています。

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