その44 Cooigerdie

Cooigerdieにはユースホステルがある。
ここには、楽しいおばさんがいて、ペアレンツをしていた。
ペアレンツというのはユースホステルの管理人のことで、以前にも言ったが、オーストラリアのユースホステルはペアレンツがそこに住んでいるとは限らない。
ここのユースはペアレンツの家がユースホステルなので、いつも居る。
どうも我々に興味があるらしく盛んに話しかけてくるし、我々の話を聞きたがる。
僕はあるものを見つけたのでおばさんに言った。
風呂に入りたいと。
もともとオーストラリアで風呂があるというのは高級ホテルぐらいのもので、大抵はシャワーがあれば御の字なのだが・・・・。
そもそも水が貴重なこの地域で風呂と言うのは贅沢この上ないことなのだが、なぜかこのユースホステルには最近使った形跡が無く、ホコリにまみれた風呂桶があったのだ。
その桶を見つけてしまったからにはどうしても風呂に入りたくなったので、駄目元で言ってみたが、「いいよ」とあっさり返事が返ってきた。
しかし・・・・大きなやかんで湯を沸かし、何度も台所から沸いた湯を運ぶのは大変な作業だ。
風呂に入る為に大きな汗をかいてしまった。
おかげで、とても気持ちが良かったのだ。
山崎と交代で入った後、その残ったお湯でこれまで貯まりに貯まったシャツやパンツの洗濯だ。
本当はこれが目的だったのだが、水を洗濯にだけ使うのは勿体無いので、どうせ洗濯するなら身体を先に洗っておこうと思ったのだ。
身体も着るものも綺麗になって、気分一新パースを目指す。
パースまではもうそんなに遠くない。
明日はKalgoorieへ足を伸ばす。
Kalgoorieは南北と東西鉄道のターミナルとして栄えている町であるらしい。
Kalgoorie へ