ステンドグラス制作テクニック-イントロダクション

ここに書かれるテクニック集はわたしがステンドグラスを作るうえで気をつけていることや、基本的な事柄をまとめ上げたものであり、それらはこれからステンドグラスを始めようとする人や、現在ステンドグラスを習っているがどうしてもわからないとか、わかっているつもりだけどうまくいかないという人にはきっと役に立つと考えます。特に自宅にて誰に教わることも無くステンドグラスを作っている人には大いに活用できると思われるテクニックを公開します。

わたしは自宅の横にある工房にやってくる生徒さんたちにステンドグラスを教えている関係上、中には他のサークルや文化教室などのステンドグラス教室から流れてくる生徒さんもいらっしゃいますが、多くの場合ガラスの切り方やハンダゴテの使い方などの教わり方に問題があり、私の工房に来て始めて知ったと言われて驚く事も多々あります。
なぜか、初歩的な部分で以前の教室では教わっていないと思われるフシがあり、もしかしたら実際に教える立場である方が知らない事柄もこのレポートの中に含まれるのかもしれません。
事実、ステンドグラス教室の先生の中には、自分の技術力や教わった事だけに執着して、それを生徒さんたちに押し付けるような教え方をしていらっしゃる方もいるようで、過去の遺物を未だに背負いながらそれがいい方法であろうが無かろうが自分の方法が一番だと過信するあまり新しい方法をやろうとする生徒さんに対して「間違いだ」とおっしゃる事もありますが、そのこと自体が「間違い」だとはっきり断言出来ます。
パソコンがここまで普及してきた現在に手書きの図面で、なおかつそれを方眼紙に写し取ったり、ポイントで拡大したりして写し取る方法を現在も取られているなら、もっと簡単に正確にそれが出来るならそちらを選ぶほうが合理的です。拡大コピーでもいいのですが、正確な寸法にまで拡大してはくれません。
パソコンを使うとそれが出来るのですが、これまでステンドグラスの製作にかかる前の準備に1週間以上かかっていたことが1時間足らずで出来てしまうとしたらどちらを選びますか? 参考
また、パソコンを使わないでもこういった方法は存在するのです。
それはただ、過去に教えてもらえなかった「新しい方法」というに過ぎないのです。ステンドグラスは古いものではありません。それが作り出されたのが400年前だというだけで、現在のステンドグラスは製作方法も新しいのです。400年前の技術を未だに採用している工房があれば私は教えて欲しいくらいです。
鉄のコテを炭火の中で熱くして、マツヤニを塗ったコテ先でハンダをしているステンドグラス作家は現存しないでしょう。それと同じでティファニーランプを作るときにランプ糊を使わずに両面テープを使ってもなんら悪い方法ではないのです。同じ結果を得ようとして、効率のいいほうを選ぶのですからむしろ推奨すべきなのです。
これを「よくない方法」だと言い切る先生なら教えてもらう必要は無いでしょうからほかの教室を探すべきです。
ましてやこれから習おうとする素人さんにハンダコテを3本も4本も売りつける先生は辞めておきましょう。
単にお金儲けに勧めているだけだろうですから。
わたしはこれまで何千という作品を作りましたが、たった1本の半田ごてしか使っておりません。
ステンドグラスは誰でもができる技能です。 学ぼうとする自発的意思と少しの辛抱強さと道具と材料に対しての少しの投資が必要なだけです。なお、ステンドグラスを作る上で必要な道具はこのページにあります。

追記

このドキュメントでのインフォメーションは作者が誠意をもって書いています。
しかし全ての事柄に対して保証されたものではありません。
実際にあなたが感じて、それが最良の方法だと思うものを見つけられ、採用されるのは自由。
また、自分の方法ではないと感じられた場合はそれを破棄するのも自由です。
したがってあなたがこのレポートを参考にして受けられた物理的な怪我、失敗に対してはどんな責任も負いかねます。

© 2005 yumeglass Hakusan• All Rights Reserved    夢グラス白山  堀口健二郎

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