




| Chicago 3日目 |
例によって朝5時から目が覚める。日本にいるときと偉い違いだ。
今日は丸々1日フリータイムになる為、取りあえずはChicago美術館へ足を運ぶことにする。
大阪に住んでいるとき、Chicago美術館が神戸美術館へ出張展示に来て、並んで観たことを覚えている。
Hotelから歩いて1時間も掛からないと言うので、ボチボチ写真を撮りながら移動しよう。当然ながら、Hotelの朝食はコーヒーだけなので、何処かで食べることも考えないと空腹で倒れる。
かなり寄り道しながら歩いたにもかかわらず、美術館へ到着したのが8時半。開館が10時半なので、早く着きすぎだ。まだ2時間もある・・・。
美術館は大きな公園の道路に面した部分にあり、その公園を一周すれば、かなりの時間つぶしになるだろうと、またまた歩き始める。
その美術館の階段の上から、道路を挟んだ向かい側に路地があって、その向こうになんと、ループトレインが走っているではないか!!
昨日の朝は東へ行くべき所を南に歩いていたものだから、偉く見当違いの方向へ歩いていったものだ・・・。
取りあえずは心残りを無くすために、このループトレインをビデオに収める事にした。そして、ついでに銀行にてTraveler's checkを現金に換えておこう。海外旅行は現金を持ち歩くと用心が悪いからTraveler's
checkに換えておこうというのは、もう過去の事だと、この旅行で思い知らされた。何故なら、多くの所でTraveler's checkを受け取ってくれないのだ。ます、タクシーがダメ。そして、レストランも拒否するところが多い。Hotelは全てクレジットカード決済になるし、空港のおみやげやさんは渋々受け取ってくれた位だ。きっと、Traveler's
checkだとチップが貰えないと言うことがあるのかも知れない。カード決済の場合は、伝票のサイン欄のすぐ上にちゃっかり「Chip」を書き込む欄があり、
ここに適当な数字を書き込んで決済するというシステムになっていて、最低1割程度のChipを払ってやらないと機嫌が悪い。一度タクシーに乗ったときに30ドルの料金に対して1ドルのChipを払ったら、堂々と「ここはアメリカだぞChipは最低3ドル払え」と文句を言われた^^;
銀行に入った。受付の姉ちゃんに現金とチェックを交換して欲しい旨を伝えたのだが、この女性の英語が判らん・・・・・。何度聞き直しても理解できないのだ。幾ら多国籍国といえど、銀行の受付嬢くらいは標準語のしゃべれる人を置いてくれよ・・・。アメリカには何種類の言葉があるのだろうか。まあ、実際に現金と交換してくれたお嬢さんの英語は理解でき、問題なく交換が出来たので、良しとしよう。受付嬢がそのまま担当だったら30分以上掛かっていたかもしれん・・・・。銀行を出て公園へ向かう。
公園内は多くのテントや、屋台の準備が始まっており、ワサワサとなにやら慌ただしい雰囲気が漂っていた。聞いてみると「ブルースフェスティバル」が今日、明日、明後日と3日間に渡って行われるという。ラッキー^^;これで今日午後の予定は自動的に決定!
フェスティバルについて色々聞いてみると、全部で4つのステージが作られ、1つ以外は無料で公開される。カメラ撮影はOKだが、ビデオは遠慮して欲しいとのこと。恐らく、有料ステージにはビッグなアーチストがやってくるに違いないが、どうせぼくにとってはビッグなアーチストも知らないから無料ステージでいいや・・・・と心に決める。
いずれにしても今日はハッピーな1日になりそうだが、ただ1つ気になることが有る。昨夜のテレビの天気予報で、この地方は夕方から降り出して夜中には大雨になると言う。5時には降り出すという予報だったのだ。まあ、7時まで開催されるというコンサートだけれど、4時頃にここを出れば5時には最低Hotelに到着するから、惜しいけれど、その積もりでいることにする。
Chicago美術館はさすがに大きい。しかも展示品も桁外れに多く、チケット売り場に回数券が売られている訳がよく解る。とても1日やそこらで観るなんてことは出来ない。それもじっくり観ていたのでは時間が幾らあっても足りないくらいだ。取りあえずはぼくはここに来たと言う程度しか観れない。
日本に移動展示された展示物ってこれの1/100も無かったのではないかな・・・。とにかく歩き疲れてきたのと、腹が減ってきたので、食事を取ろうと、アジア展示ブースの係員にこの美術館の中にあるガーデンレストランの評価を聞いてみることに。
味はいいし、値段が安いとのこと・・・。まあ、自分の所の店を悪く言う係員はいないよな・・・と思いつつ行ってみることに。
所が!これが嘘では無かったのでした。そんなに高くないし、すこぶる味が良かった。その上、ボーイの応対が凄く良かったのだ。そう言えば、Chicago1日目のピザレストランでもそうだったのだが、まず席に着くと、「わたしは**と言います。なんなりとご注文ください」と自分の名前を名乗る。これって初めて聞いたときは何を言ってるの・・この人の感じだったんだけど、慣れてくるとなかなかいいのよね・・・・・。追加注文をしたり、用事のあるときは「ちょっと」とか「おーい」とか言わないで、名前を呼べるし、なんか初対面でも凄くフレンドリーな気分になれるのがすこぶるいい。特に、自分はこうだから、こんな注文がしたいんだと言いやすくなるのがいいよね。たとえば、今はそんなに腹が減ってないので、軽く食事をしたいのだけど、何かお勧めのメニューがありますか?といったようなことが言いやすくなるのだ。これってアメリカで3度経験したけど、全てイタリア料理のレストランだったので、イタリアンの風習だろうか?
とにかく、席に着いたとたんにお友達になったボーイ(女性だったけどボーイ?)にそんなに量が多くないお勧めの料理を聞く。グリーンアスパラとパスタのグリーンチーズ和えが美味しいですと言われて、素直に従うことに。食後にコーヒーもね^^ この料理、恐らくアメリカで食った料理の中で1.2を付けてもいいくらいのおいしさだったと・・・もっとも、他にはそんなに大した物を食ってないのだけどね。
取りあえず腹が膨れたら、もう美術はいいや・・・・。次は音楽ってなことで、小学校の授業並みに時間割されていまして、ブルースフェスティバルの行われている公園へと足を運んだ。金曜の昼なのに結構多くの人が来ている。まあ、座ろうと思えば座れた程度だから、空いている方だったのかも知れない。しばらくの間Chicagoブルースに身をゆだねながら、くつろいでいたが、この日は特別暑くて喉が渇いてきた。すぐ横のテントにかき氷が販売されていたので、買うことに。「7ドル!?」高い!!もしかしたら、ショーの料金がこういう物の中に含まれているのかな・・・等と思いながら、まあいいかと買ってしまう。このかき氷、サイダーみたいな発泡だ。とにかく暑いものだから、一気に飲み干した。ところが・・・・。余計に暑くなった。
心拍数が異常に増え、全く身体が動かなくなってしまったのだ。「なんじゃこりゃ・・・もしかしたら心臓発作??」などとあまり良いことは思い浮かばない・・・。ばったりと芝生に転がって動けない・・・。動きたくない。「ぼくもここで死んでしまうのか」近くに沢山の人がいるが、助けを呼ぶのはどう言えばいいのかな・・・「I
need your help」取りあえずこういえば通じるか・・・・などと考える。でも、救急車を呼んで貰っても、この公園の中まで入ってこれるのかな・・等、余計なことまで考える。その上、トイレへ行きたくなってきたのだ・・・しかも大きい方。「このまま大雨の中、うんちまみれで死ぬのか・・・」と死ぬことしか考えてない。こんな時は一人旅とは誠に心細いものだ。ふと、かき氷屋のテントに目をやる・・・。サイダーのかき氷じゃなくて、リキュールのかき氷だったのだ・・・。ぼくは元々お酒を飲めない人なので、効き目は抜群。急性アルコール中毒状態でひっくり返ったと言う訳だ。
原因が分かったら、意外と落ち着いて来た。まあしばらく横になっていたら酔いが覚めるだろう・・・。でも、便意は引き続き有る。もうすぐ4時になるが、まだ身体は動いてくれない。幸い意識ははっきりしているのだが・・・・・芝生の上で、もがいている状態だ。うんちのことは忘れよう・・・嵐が来ることも忘れよう・・・忘れるには・・・そうだ!寝るのがいい。・・・・・・しかし、寝れません。心臓がバクバク言ってます。「うぅ・・苦しいよ・・・・」こんな所でゲロ吐いたらみんなにジロジロ見られるだろうな・・・。でも、吐いたらすっきりするだろうな・・・。トイレが200mほど先に見えているのに、1mも歩けません。「I`m
down」こんな時なのにビートルズの歌を歌ったりしている・・・・・。きっと酔っているんだろうな・・・・。立ち上がってみるがすぐに「I`m down」
5時を過ぎた。意外と時間が早く過ぎて、心臓のバクバクも収まってきた。まだ雨は降ってこない「よしっここだ!」時は訪れた。一大決心をして公園の外へ移動。道路に出てタクシーを止める。Hotelへ立ち返って部屋に入るまで、ドアボーイの挨拶も無視して、ひたすら無言。エレベーター中の鏡を見て、自分の顔色の悪さを確認。大急ぎでトイレへ駆け込み、まず便器に顔を突っ込み、ゲロ。次にウンチ。ところが、このウンチの長いこと。1m以上の長さがある。まるで腸がそのまま出てきたのかと思った。濃い茶色から薄い茶色のグラデーションの色彩を放っている。でも、グラデーションなのに美しくない・・・・・・・。アルコールの作用で腸の働きが良くなったと考えるべきか・・・・とにかく異常な長さだ。ともあれ、ゲロとウンチの2大イベントを済ませてやっと落ち着く。「死ぬかと思った・・・・・。」とつぶやく。そして、しばし寝ることに。
気が付けば7時半。食事を取らねばと起き上がる。まだアルコールが残っているのか、ふらつく。
今日は何が何でもクラッカー以外のものを食うぞと心に決め、ホテルを出る。目当ては適度な量と何処で食っても同じような味がするグリーンサラダだ。グリーンサラダなら、鶏肉が乗ってようが、エビが乗ってようが、食いきれないと言うことはない。何しろ、こちらでは前菜だ。アメリカ人はこれを食った後にこの3倍の量はあるメインディッシュを食うのだ・・・恐ろしい。一件のイタリア系の店に入る。「My
name is Ron」来た!典型的なイタリアレストランのボーイ。あまり腹は減ってないのだが、味のいいサラダと何か軽く食べたいと伝えると、「七面鳥サラダのグリーンチーズ和えとポークチャップなど如何でしょう?」と薦められ、それを注文した。
グリーンサラダに掛かっているグリーンチーズはかなり癖が強くて、そんなに特別美味しいとは思えなかったが、まずまずの味。問題は次に出てきたポークチャップ・・・・・・・。自分の足よりでかいのが出てきたじゃないか・・・・。日本では普通平面に近い形をしているポークチャップが、こちらではルービックキューブみたいな立方体をしている。こんな量をここでは軽い食事と言うのだろうか・・・・。またトラウマになってしまいそうだ。
もう食えません状態でホテルへ帰る。
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